本の紹介

ブレイディみかこ著『他者の靴を履く』を読んで

ブレイディみかこさんというと、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が有名ですが、その本の中で「他者の靴を履く」ということを述べた部分をかなり深く考え、一冊にまとめた内容になっています。

ポール・ブルームの「私たちは自分をモデルに他者を理解しようとするがゆえに、世界には不幸ともらってもうれしくないプレゼントが絶えないのである。」という言葉を引用していますが、確かに思い当たるところがありますね。人はどうしても、自分が感じているように他者も感じているはずと思い込んでしまうゆえに、様々な行き違いが生まれるのだと思います。他者を他者として、そのまま知ろうとすることが、子育てや教育においても大切なことだと考えさせられました。

この本の中に登場する金子文子さんのことをさらに知りたいと思いました。また、思いきり利己的であることと、思いきり利他的であることは、実のところつながっているのではないかという示唆も大変興味深い指摘でした。

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