わかりやすく、とてもよくまとまった本だと思いました。
著者はサポートで大切なこととして、次の六つをあげています。①叱らずに誉める。②困っている時は、手をかす。③簡潔な言葉で伝える。④視覚的に伝える。⑤目標値を下げて達成させる。⑥得意を伸ばす。
日常の接し方で大切なこととしては、次の四つをあげています。①過度な注意や訓練はしない。②障害特性を受け入れる。③スモールステップで取り組む。④長所を伸ばす育て方をする。
そして、ADHDの治療法としては、次の四つをあげています。①環境変容法(視覚刺激を減らす、名前をつける、持ち物は最小限に)②行動療法(ご褒美、無視、トークン、タイムアウト他)③ペアレントトレーニング(①と②を保護者が学ぶ。)④薬物療法。
多動や不注意、衝動性がある子ども達に接している先生方にもお勧めです。